労災の電子申請を始めようと思って調べると、
- GビズID
- e-Govアカウント
- Microsoftアカウント
など、いくつものアカウントが出てきます。
「結局、どれを作ればいいの?」
私も最初はそう思いました。
実は、どのアカウントでも電子申請はできます。ただし、それぞれ特徴があり、これからどのように電子申請を利用するかによって、おすすめのアカウントが変わります。
この記事では、3つのアカウントの違いと、どのアカウントを選べばよいのかを分かりやすく整理します。
電子申請で使える3つのアカウント
厚労省の
労働保険 保険関係成立(継続)届電子申請操作マニュアル
では、電子申請に利用できるアカウントとして次の3つが紹介されています。
GビズIDプライム
事業者であることを証明するための認証サービスです。
デジタル庁が提供しており、一度取得すると、e-Govをはじめ多くの行政サービスで利用できます。労災の電子申請では、多くの手続きで電子署名を省略できます。
e-Govアカウント
e-Govにログインするためのアカウントです。
メールアドレスがあれば比較的簡単に作成できます。電子申請はできますが、手続きによっては電子署名が必要になります。
Microsoftアカウント
Microsoftのサービスにログインするためのアカウントです。
OutlookやMicrosoft 365などで利用しているアカウントを、そのままe-Govのログインにも利用できます。電子申請はできますが、手続きによっては電子署名が必要になります。
電子署名とは、ネット上で本人であることを証明する仕組みです。イメージとしては「デジタル版の実印」と考えると分かりやすいでしょう。
マイナンバーカードには電子証明書が組み込まれているため、カードを使って電子署名できます。また、民間の認証局が発行する電子証明書を利用することもできます。
結論:迷ったらGビズIDプライムがおすすめ
アカウントとしておすすめするのは、GビズIDプライムです。
GビズIDプライムは、会社(法人)や個人事業主ごとに取得する代表アカウントです。一度取得すれば、その会社の電子申請に継続して利用できます。
また、労災の電子申請では、多くの手続きで電子署名を省略できるため、マイナンバーカードなどを使った電子署名の手間を減らすことができます。
これから継続して電子申請を利用する予定であれば、最初からGビズIDプライムを取得しておくことをおすすめします。
一方で、「まずは一度だけ電子申請を試してみたい」「急いで電子申請したい」という場合は、e-GovアカウントやMicrosoftアカウントでも電子申請できます。
ただし、今後も電子申請を利用する予定であれば、後からでもGビズIDプライムを取得しておくことをおすすめします。
アカウントを変更しても大丈夫?
電子申請を始めると、
「最初に選んだアカウントを、ずっと使わなければいけないのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、基本的に心配はいりません。
例えば、
- 紙で提出していた手続きを電子申請に変更する
- e-GovアカウントからGビズIDプライムへ変更する
- MicrosoftアカウントからGビズIDプライムへ変更する
といったことは可能です。
提出方法やログインするアカウントが変わっても、手続きを最初からやり直す必要はありません。
ただし、e-Govに保存した下書きなどは、利用するアカウントを変更すると引き継げない場合があります。
そのため、今後も電子申請を利用する予定であれば、早めにGビズIDプライムを取得しておくと安心です。
まとめ
電子申請には、GビズIDプライム、e-Govアカウント、Microsoftアカウントの3つのアカウントが利用できます。
どのアカウントでも電子申請はできますが、これから継続して利用する予定であれば、GビズIDプライムがおすすめです。
GビズIDプライムなら、多くの手続きで電子署名を省略できるほか、会社の代表アカウントとして継続的に利用できます。
一方で、「まずは試してみたい」「急いで電子申請したい」という場合は、e-GovアカウントやMicrosoftアカウントを利用する方法もあります。後からGビズIDプライムへ切り替えることも可能です。
GビズIDプライムがおすすめですが、まずは、使えるアカウントで、電子申請を始めてみましょう。


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