同じ会社で、同じような仕事をしているのに、
なぜか成長する人と、そうでもない人がいます。
横で見ていると、
やっている仕事は大きく変わらないはずなのに、
積み上がっていく経験が違う。
この記事では、
その違いがどこから生まれるのかを、
「ポジション」という視点で整理してみます。
職場には「見えないポジション」がある
職場を見ていると、不思議なことがあります。
同じ部署で、同じような仕事をしていても、
なぜか任される仕事が違ってくる。
ここで言うポジションは、役職のことではありません。
課長や係長といった役職でもなく、
担当分野や業務内容でもない。
もっと曖昧で、でも確かに存在する
「任され方の違い」です。
たとえば、
- イレギュラーなことが起きると頼まれる人
- 面倒な仕事がなぜか回ってくる人
- 同じ仕事を正確にこなす人
- 新しい仕事を任される人
同じような仕事をしているのに、
経験する内容が違ってくる。
つまり、職場には
見えないポジションのようなものがある、ということです。
そしてそのポジションは、
役職や担当ではなく、日々の行動によって作られていきます。
「できるやつ」の正体
職場でよく言われる「できるやつ」。
この言葉を少し分解してみます。
実際に見ていると、
何でも知っている人とは少し違います。
むしろ多いのは、
なんとかする人。
仕事を投げると、とりあえず動く。
わからなければ聞く。調べる。試す。
そして形にする。
上司からすると、
この人に任せれば、なんとかするだろう。
そんな安心感がある人です。
なぜその人に仕事が集まるのか
面白いのは、任される仕事の中身です。
やり方が決まっている仕事ではなく、
やったことがないから面倒な仕事。
そういう仕事が、その人に集まっていきます。
最初は小さな期待です。
でも、その期待が何度か当たると、
上司の中でイメージが変わります。
「なんとかしてくれる人」から、
「できるやつ」へ。
この段階で、ポジションが変わります。
成長は「仕事の流れ」で決まる
ポジションが変わると、
仕事の流れが変わります。
新しい仕事が来る
↓
経験が増える
↓
できることが増える
↓
さらに新しい仕事が来る
この流れが回り始めます。
つまり、成長は
努力だけで起きているわけではありません。
どんな仕事が回ってくるか、
という環境の影響も大きい。
そしてその環境は、
自分の行動で少しずつ変えていけるものです。
「今一歩」でポジションは変わる
ここでいう努力は、
長時間頑張ることではありません。
仕事を選ばず、
やったことのないことに取り組む。
そしてやり切る。
ただ、ここで一つ誤解しやすいポイントがあります。
やったことのない仕事は、
うまくいかないことも多いものです。
途中で止まってしまったり、
思った通りに進まなかったりする。
それで「やっぱり自分には無理だ」と、
手を引いてしまう人もいます。
でも実際には、
そういう仕事は、誰がやっても難しい。
誰がやっても、うまくいかないことがあります。
失敗してもいいし、やり直してもいい。
試してみた結果、
「これは難しい」という結論になることもあります。
それも含めて、やり切る。
そこまでやることで、
次につながる経験になります。
だからこそ、
できないことを避けるのではなく、
一度は引き受けて、最後まで向き合ってみる。
その積み重ねが、
少しずつポジションを変えていきます。
ポジションは自然に作られていく
そうした行動を続けていると、
「あの人に任せれば大丈夫」
と思われるようになります。
すると、
少し面倒な仕事
少し新しい仕事
が回ってくるようになる。
そしてその仕事が、
次の経験につながっていく。
量ではなく、
質で差がつくポジションです。
まとめ
成長は、能力だけで決まるものではありません。
職場には、
成長しやすいポジションがあります。
そしてそのポジションは、
特別な人だけが持つものではなく、
日々の行動で少しずつ作られていきます。
大事なのは、
うまくやろうとすることではなく、
もう一歩だけやること。
その積み重ねが、
仕事の流れを変え、
結果として成長につながっていきます。
次の記事へ
では、
どうすればこの「ポジション」に入れるのか。
次の記事では、
ポジションを作るための具体的な考え方として
「10%のリード」について整理します。







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