前の記事では、
成長する「ポジション」の話をしました。
もしまだ読んでいなければ、
先にこちらを見ておくと理解しやすいと思います。
→ 前回の記事はこちら

では、そのポジションはどうやって作るのか。
特別な能力が必要なのかというと、
そうではありません。
ポイントは、
ほんの少しだけ前に出ること。
ここでは、「10%のリード」という考え方で、
成長するポジションに入る方法を整理します。
成長するポジションとは何か
ここでいう成長は、
長時間頑張ることではありません。
仕事を選ばず、
やったことのないことに取り組む。
そしてやり切る。
ただし、ここで大事なのは
「失敗を避けない」ということです。
やったことのない仕事は、
誰がやっても難しい。
途中でうまくいかないこともありますし、
やり直しが必要になることもあります。
試してみた結果、
「これは難しい」という結論になることもあります。
それでも問題ありません。
それも含めて、やり切る。
それ自体が、
次につながる経験になります。
良い仕事とは「成長につながる仕事」
良い仕事は、「楽かどうか」で決まるものではありません。
むしろ、楽にできるかどうかではなく、
大変でも、自分の成長につながるかどうかで決まります。
少し背伸びが必要で、
少し苦労する仕事。
その瞬間だけを見ると、
コストパフォーマンスは良くないかもしれません。
同じ給料なら、
楽な仕事を選んだほうが得に見えることもあります。
でも、その「少しの負荷」こそが、
次の仕事につながる材料になります。
成長する人は、
その仕事を「負担」ではなく、
自分への投資として受け取っています。
努力と成果は比例しない|成長は二次曲線
仕事と成果は、きれいに比例しません。
イメージとしては、直線ではなく二次曲線です。
そして、成果や収入も、同じように二次曲線で増えていきます。
最初は、
少し大変な仕事をしても、すぐに差は出ません。
むしろ、その時点では
持ち出しのように感じることもあります。
ただ、その持ち出しは後から回収されます。
そして面白いのは、
回収しているタイミングでも、
すでに次の投資が始まっていることです。
つまり、
投資 → 回収 → 次の投資
これが連続していきます。
この流れが続くと、
経験が増え、
できることが増え、
任される仕事が変わっていきます。
その結果、
投資も回収も、
少しずつ大きくなっていきます。
最初は小さな差でも、
やがて大きな差になる。
成長は直線ではありません。
そして成果は、雪だるま式に増えていきます。
仕事はどうやって回ってくるのか
では、どうすれば
成長につながる仕事が回ってくるのか。
答えはシンプルです。
「あいつに任せればできる」と思われること。
スキルそのものよりも、
任せられるかどうか。
この信頼が、
仕事の流れを決めています。
10%のリードで十分|スピードと内容の2つの差
ここでいう「10%のリード」は、
単に早くやるという意味ではありません。
もう一つ、
少しだけ深くやる、という意味も含まれています。
新しい分野では、
少し早く始めるだけで差がつきます。
一方で、Excelのように広く使われている分野では、
スピードではなく「内容のリード」が効いてきます。
少しだけ調べる。
少しだけ改善する。
少しだけ理解を深める。
この「少しの差」が、
仕事を任されるかどうかを分けます。
先に動いた人に仕事が集まる
例えば、生成AI。
一年前には、少しでも触っていた人は、
その分野に詳しい人として見られました。
今となっては当たり前のことを、
少し知っていただけかもしれません。
最初はほんの小さな差です。
でも、「詳しい人」として仕事が割り当てられ、
実務として関わり始めると、
一気に経験が増えていきます。
そうなると、
後から始めた人は追いつきにくくなります。
この差は、
最初の「10%」から始まっています。
「ちょっと手を出す」が分岐点
成長する人は、
少し調べる。
少し直す。
少し手を出す。
この「ちょっと」を積み重ねています。
最初はボランティアのように見えるかもしれません。
でも、それがきっかけになって、
仕事として任されるようになります。
そこから、
仕事の中で学び、成長していきます。
仕事の中で成長する構造
成長するポジションに入ると、
仕事そのものが学習になります。
本来なら時間とお金をかけて学ぶ内容を、
仕事として経験できるようになります。
これはとても大きな差です。
仕事の時間が、そのまま成長の時間になる。
この状態に入ると、
成長は一気に加速します。
付加価値の高い仕事にシフトする
こうしていくと、
時間をかければできる仕事ではなく、
考えて判断する仕事が回ってくるようになります。
そして自然に、
付加価値の低い仕事は減り、
付加価値の高い仕事にシフトしていきます。
これは無理に選ばなくても起きる変化です。
仕事の内容そのものが、
少しずつ変わっていきます。
まとめ
成長するポジションに入るために必要なのは、
- 少し大変な仕事を引き受けること
- 失敗を含めてやり切ること
- 先に仕事に投資すること
- 10%だけ前に出ること
これだけです。
特別な才能は必要ありません。
ほんの少し前に出るだけで、
仕事は変わり、ポジションが変わります。
今の仕事の中で、
一つだけ「少しだけ手を出すこと」を決めてみてください。
それが、次の仕事につながるきっかけになります。



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