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働く人が最低限知っておきたい|出口編 – 「辞める時」にもルールがある

ノートと書類を整理しながら、働き方のルールを考えるイメージ

働き始める時には、
多くの人が、
いろいろなことを考えます。

就職活動をして、
会社を選び、
給与や働き方を気にする。

一方で、
「辞める時」のことは、
あまり考えないまま働いている人も少なくありません。

でも、
多くの人は、
いつか退職を経験します。

辞める時には、

  • 何をどう伝えるのか
  • いつまで働くのか
  • 有給はどうなるのか
  • 保険や年金はどうなるのか

など、
いろいろな整理が必要になります。

極端な話をすると、

「退職します」と伝えて、
会社に行かなくなれば、
退職そのものは進むかもしれません。

ただ、
その後も、

  • 健康保険
  • 年金
  • 離職票
  • 引き継ぎ

など、
いくつかの手続きは残ります。

また、
現実には、
会社や周囲との関係もあります。

できれば、
「またいつでも戻れる」
くらい、
きれいに退職できた方が、
お互い気持ちよく進めることも多いと思います。

もちろん、
実際には、
体調や事情によって、
それどころではないケースもあります。

それでも、

「辞める時には、
どんなことがあるのか」

最低限の全体像を知っておくだけでも、
少し見え方が変わります。

細かい制度や手続きは、
必要になった時に、
調べたり、
専門家に相談したりすれば大丈夫です。

今回は、
そんな「出口側のルール」を、
ざっくり整理していきます。


目次

「辞める」は、最後の手続きでもある

「退職します」と伝えるのは大変です。
多くの人にとって、
そんなに何度も経験することではありません。

勇気を出して頑張って伝え、
伝えたらひと段落という気がします。

そして、「退職します」と伝えると、
そこで全部終わるように感じるかもしれません。

でも、
実際には、

  • 引き継ぎ
  • 有給休暇
  • 返却物
  • 離職票
  • 保険や年金

など、
いくつかの整理が続きます。

また、
「最終出勤日」と
「退職日」が違うこともあります。

例えば、
最終出勤の後に、
有給休暇を使い、
その後に退職日を迎えるケースもあります。

つまり、
「辞める」は、
「退職します」と伝えて終わりではなく、

最後の手続きや整理も含めた、
ひとつの流れです。

「辞める」にも、いくつかの形がある

「退職」と言っても、
実際には、
いくつかの形があります。

自分から退職を申し出る場合もあれば、
会社側から、
「辞めてほしい」と働きかけがある場合もあります。

また、
会社の制度として、
希望退職や早期退職が募集されるケースもあります。

さらに、
会社側から雇用契約を終了する
「解雇」
という形もあります。

自分から辞める

比較的よくある退職の形です。

例えば、

転職

体調

家庭事情

など、
本人の意思で退職する形です。

いわゆる自己都合退職というものです。

会社側から働きかけがある

会社から、

「辞めてほしい」

と働きかけがあるケースです。

例えば、

退職勧奨

などがあります。

「辞めてほしい」と言われることと、
「解雇」は同じではありません。

また、
退職理由の扱いは、
状況によって変わることがあります。

制度として募集される

会社の制度として、

希望退職

早期退職

などが募集されるケースです。

一定条件で募集されることが多く、
退職金の上乗せなどが行われることもあります。

解雇という形もある

会社側から、
雇用契約を終了する形です。

ただし、
解雇にも一定のルールがあります。

例えば、

解雇予告

解雇予告手当

など、
一定のルールがあります。

退職までの流れをざっくり整理する

退職までには、

  • 意思を伝える
  • 会社との調整
  • 手続き
  • 最後の仕事
  • 引き継ぎ

など、
いくつかの流れがあります。

制度や手続きだけではなく、

「最後までどう仕事を終えるか」

という面もあります。


退職の意思を伝える

まずは、
退職したい意思を会社へ伝えることになります。

一般的には、

  • 上司
  • 人事
  • 就業規則

などを確認しながら進めます。

また、

  • いつ退職したいのか
  • 最終出勤日をどうするのか

なども、
少しずつ整理していくことになります。


退職届・退職願

会社によっては、

  • 退職届
  • 退職願

などの提出を求められることがあります。

この違いが話題になることもありますが、
実際には、
会社ごとに運用差もあります。


引き継ぎ

退職までの間には、
引き継ぎを行うことも多くあります。

例えば、

  • 担当業務
  • 顧客対応
  • データ
  • パスワード

などです。

これは、
単なる事務作業というだけではなく、

「最後までどう仕事を終えるか」

という面もあります。

もちろん、
実際には、
体調や事情によって、
十分な引き継ぎが難しいケースもあります。

ただ、
できる範囲で整理しておくことは、
その後の職場や周囲にとっても助けになります。

また、
退職後に、
どこかで再び関わる可能性もあります。

だからこそ、
制度や手続きだけではなく、
「仕事の区切り方」
という視点も、
退職では意外と大切になります。


有給休暇と最終出勤日

退職前には、
有給休暇を使うケースもあります。

そのため、

「最終出勤日」と
「退職日」が違うこともあります。

例えば、

最終出勤の後に、
有給休暇を消化し、
その後に退職日を迎えるケースです。


返却するもの

会社から貸与されていたものは、
返却が必要になります。

例えば、

  • 健康保険証
  • 社員証
  • PC
  • 制服

などです。


受け取るもの

退職時には、
会社から受け取る書類もあります。

例えば、

  • 離職票
  • 源泉徴収票
  • 雇用保険関係書類

などです。


辞めた後の手続き

退職後には、

  • 健康保険
  • 年金
  • 失業給付

などの手続きが必要になることがあります。

働いている時は、
会社側で処理されていたものも多いため、
退職後に初めて意識する人も少なくありません。

有給休暇と「最後まで働く空気」

有給休暇は、
法律で定められた制度です。

そのため、
退職前に、
残っている有給休暇を使うこと自体は、
特別なことではありません。

実際には、

最終出勤日より後に、
有給休暇を使い、
その後に退職日を迎えるケースも多くあります。

一方で、
現場では、

「取りづらい空気」

を感じることもあります。

例えば、

  • 人手不足
  • 引き継ぎの途中
  • 周囲への申し訳なさ

などです。

また、

「辞めるのだから最後まで出てほしい」

という考え方を持つ人もいます。

実際には、
制度としての話と、
職場の空気は、
必ずしも同じではありません。

有給休暇は、
法律上認められた権利です。

また、
会社側には、
有給休暇の時期を変更できる
「時季変更権」
という考え方もあります。

ただ、
退職日が決まっている場合には、
変更先の日がなく、
実際には使いにくいケースも多くあります。

一方で、
急に長期間休まれると、
職場側が困るケースがあるのも現実です。

だからこそ、

  • 早めに相談する
  • 有給を使いたいことを伝えておく
  • 引き継ぎを整理しておく

など、

お互いが困りにくい形を、
早めに考えておくことは、
大切なのだと思います。

制度としてどうなっているのか。

そして、
実際の職場では、
どんな空気があるのか。

その両方を分けて考えることが、
退職の場面では意外と重要になります。


辞めた後に必要になるもの

退職すれば、
会社とのやり取りは終わりだと、
感じる人も多いと思います。


退職後にも、
いくつか必要になる書類や手続きがあります。

働いている間は、
会社側で処理されていたものも多いため、
退職して初めて意識する人も少なくありません。


離職票

離職票は、
雇用保険や失業給付の手続きで必要になる書類です。

退職後、
すぐ次の会社で働く場合には、
使わないケースもあります。

一方で、

  • 次の仕事まで期間が空く
  • 失業給付を受ける

場合には、
必要になることがあります。


健康保険と年金

会社を退職すると、
健康保険や年金の扱いも変わります。

転職であれば、新しい会社の健康保険や厚生年金に加入します。

フリーランスになる場合や、
次の会社にすぐ入らない場合には、

健康保険では、

  • 国民健康保険へ切り替える
  • 任意継続を利用する

などがあります。

会社の健康保険は、健康保険の半額を会社が出しています。退職すると全額自分の負担となります。

また、
年金も、
会社員の厚生年金から、
国民年金へ切り替える手続きが必要になることがあります。


源泉徴収票など

退職時には、

  • 源泉徴収票

などの書類を受け取ることがあります。

これは、

  • 次の会社での年末調整
  • 確定申告

などで必要になることがあります。


こうした手続きは、
普段あまり意識しないまま働いている人も少なくありません。

だからこそ、
「辞めた後にも、
いくつか整理が続く」

という全体像だけでも、
知っておく意味があります。

最近よく聞く「退職代行」

最近は、
「退職代行」
という言葉を聞くことも増えました。

本人の代わりに、
会社へ連絡を行うサービスです。

ただ、
「退職代行」と言っても、
会社によって、
対応している内容は少しずつ違います。

例えば、

  • 退職意思を伝える
  • 会社との連絡を減らす
  • 貸与物返却の調整
  • 有給休暇の調整

などを行うケースがあります。

また、
会社とのトラブルが大きい場合には、

  • 未払い賃金
  • 慰謝料
  • 労働問題

などについて、
交渉を行うケースもあります。

一方で、

  • 引き継ぎ
  • 退職後の人間関係
  • 仕事の整理

などは、
完全に代行できるものではありません。

また、
会社との関係を、
ある程度強く断ち切れることは、
退職代行のメリットでもあります。

ただ、
見方によっては、
デメリットになることもあります。

例えば、
同じ会社へ再び戻ることは、
難しくなるケースもあるでしょう。

もちろん、
実際には、

  • 体調
  • ハラスメント
  • 強い引き止め
  • 精神的負担

など、
本人だけでは対応が難しいケースもあります。

だからこそ、
「良い」「悪い」
だけで考えるのではなく、

  • 今どんな状況なのか
  • 何を優先したいのか

を整理しながら、
判断していくことが大切なのだと思います。

また、
会社によって、
対応できる範囲も違います。

法律上、
交渉できる範囲が限られるケースもあるため、
内容は事前によく確認した方が安心です。


まとめ|出口も「働き方」の一部

働き始める時には、
いろいろなことを考えます。

一方で、
「辞める時」のことは、
実際にその場面になるまで、
あまり意識しない人も少なくありません。

でも、
多くの人は、
いつか退職を経験します。

そして、
辞める時にも、

  • 手続き
  • 有給
  • 保険
  • 引き継ぎ
  • 人間関係

など、
いろいろな整理があります。

また、
制度としての話と、
実際の職場の空気は、
必ずしも同じではありません。

だからこそ、

「制度としてどうなっているのか」

と、

「実際にはどんな空気があるのか」

を分けて考えることには、
意味があります。

もちろん、
細かい制度や手続きは、
状況によって変わります。

必要になった時に、
調べたり、
専門家へ相談したりすれば大丈夫です。

ただ、
最低限の全体像を知っておくだけでも、
見え方は少し変わります。

続ける時にも、
辞める時にも、
ルールがあります。

そして、
「辞める」ことも、
働き方の一部なのだと思います。

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この記事を書いた人

【仕事は学び 仕事を遊ぶ 自由に働く】
やりたいことを、やりたいときに、やりたいように。

IT開発や品質管理の経験を経て、
「技術から人へ」とシフトしキャリア支援へ活動を展開。
現在は労災や働き方支援にも取り組んでいます。

技術・人・制度の視点から、
仕事やキャリアの悩みどころを整理しています。
人の問題に見えることを、構造として捉えたい、という視点で書いています。


資格
・2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
・技術士(総合技術監理部門/情報工学部門)


👉 詳しいプロフィールはこちら
https://yutori.org/hrskad

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